【相談室ってどんなところ?】
なんでも相談室とは,工学系部局(※脚注1)に所属する学生や教職員が,どなたでも無料で利用する事のできるお悩み相談室です。
精神的・心理的なトラブルを取り扱う病院の医師の場合,相談者が患者であることを前提に話をしますので,病状とは関係のない世間話等は避けられがちです。
(もちろん,全く世間話をしないわけではありません。病院の受入人数には限界があり,医師として治療を行わなければならないため,時間制限があるのは仕方がないのですが。)
しかし,精神的・心理的なトラブルは,ほんのささいな心のしこりや,胸に抱えた何気ない悩みを誰かに打ち明けることで,深刻な病気となることを予防し,改善されるケースが多々あります。
この相談室では,医師ではなく心理的ケアを専門とするカウンセラーが相談対応を行うため,薬の処方など医学的な治療はできません。
ですが,面談にゆっくりと時間をかけ,たくさんのお話を伺い,心のケアをお手伝いすることができます。
相談者が面談を通じてスッキリしていただければベストですが,医師の治療でより効果的に相談者をケアできるとカウンセラーが判断した場合は,相談者に同意を得た上で適切な機関に引き継ぎを行います。
【どんなことを相談できるの?】
相談される内容に制限はありません。
学生の皆さんなら,大学で活動している上での学業に関する悩みや,友人との交友関係など。
教職員の皆さんなら,勤務上の悩みや,家族に起因する不安・疑問など。
大学に関することはもちろんですが,そうでないプライベートなことや世間話など,なんでも構いません!
・住居(契約,保証,トラブル等)
・学校(成績,勉学意義,試験,進路,就職活動,アカハラ・セクハラ等(※脚注2))
・交流(友人・指導者・上司・部下等人間関係,恋愛相談,コミュニケーション等)
・生活(法律問題,病気等,メンタルヘルス,引きこもり,いじめ,アルバイト等)
・家族(子どもの教育,家族との触れ合い,地域付き合い,ドメスティックバイオレンス,虐待等)
・身体(健康管理,ストレス,コンプレックス,トラウマ等)
・宗教(神仏,信仰心,カルト等)
・緊急(事故,災害,感染症等)
お悩みとなるであろう代表的なものを列記しましたが,これらに当てはまらないことであっても,あなたが困っている・悩んでいるならば,お話を伺います。
『身近に悩みを抱えていそうな人がいるんだけど,どう接してあげればいいか……』ということも,よく伺うお悩みのひとつです。
『なにが悩みの原因なのか…?そもそもなにを話せばいいのか…?』と感じられる方は,まず世間話目的に来て下さい。
カウンセラーと何気ない日常の出来事を話しているうちに『これが悩みの原因だったんだ!』と気付かれ,それだけで気持ちが晴れやかになる方も沢山いらっしゃいます。
※脚注1 工学系部局とは
→工学部,工学研究院,工学院,総合化学院,情報科学研究院,情報科学院,量子集積エレクトロニクス研究センターを指します。
※脚注2 アカハラ・セクハラ
→アカデミックハラスメント(アカハラ)・セクシュアルハラスメント(セクハラ)については,北海道大学として対応する部署が別途用意されています。
お悩みを伺った結果,それがアカハラ・セクハラに起因するとカウンセラーが判断した際は,対応部署に適切に引き継ぎを行います。